街の至る所に人が溢れかえっているのに何故
皆こんなに孤独なんだ、別に俺は構いやしないが
大事な事を何か忘れていないか?
お前らがいつも俺を邪魔するんだ
まあどうせ何も残らないから、ただ回るタイヤの溝を擦って減らしている
強烈に突き刺さってくる、まるで散った花弁の様
なんて口にしたところでもう、どうせ伝わりゃしないからさ
余計嫌になってる
まあいつか解るといいさ、どれだけ俺の頭が良いか
知らぬ間に臆病になって、ありふれた間違いも吐けない
嫌な気分もピークを過ぎればほら、何故か愛しく思えてきたりするんだ
悪い方角だって進んでるほうが、只々突っ立ってるよりずっと良いからさ
快楽に身を焦がしている、ずっと同じ楕円の中
どうせ気付きはしないからさ、俺を酷く罵ってくれ
余計嫌になってる
だらしなくこのまま時が過ぎるのを待っている
気が済むまでここでこうしていたいんだ
誰もが口にしちゃならない事を思っている
決して無くなりはしないと思い知った
泥だらけの手であの雲を掴むような、海の上を裸足で駆けていく様な
形ない物がなぜこれ程に美しいかと、解るはずもない事に胸躍らせているんだ
強烈に突き刺さってくる、まるで散った花弁の様
なんて口にしたところでもう、どうせ伝わりゃしないからさ
余計嫌になってる