十二階建てのマンション、夜中に忍び込んで
俺のこの街を全部、視た事を思い出している
どうかしているのは俺の方じゃなくなった
息もつけぬまま転げ落ちていく毎夜
不安で仕方ないだろう、これ以上何処へ逃げようと
何か失わなければ何も成せない
何故か高まるテンション、頗る調子良いぜ
昨日までの事全部、ここに持ってきてないから
何も解らぬまま死んでゆく俺ら多分
息もつけぬまま転げ落ちていく毎夜
不安で仕方ないだろう、これ以上何処へ逃げようと
不完全なものばかりさ、だからこそそれは美しい
言葉に頼り切るなよ、感じれるそれが素晴らしい
まだくだらない話を続けようか、もうやめようか
話す価値もないからさ、虚仮威しているんだ
もう解り始めているだろう、この曇りが何か
諦めつきだしているから、頼むまだこのまま
色を深く彫っているのは、少しだけ尖ったBlade