ふと現れふと消えてゆく
いつも曲がり角に突然現れるひと
遠い昔若かったころ
いちばん愛したのは君かもしれない
抱き合って泣きあって
手を振ってはぐれたけど
また逢って笑いあって
語りあって夜を越えた
窓の外にちらつく雪は
積もらないくせして
降り止まぬくせに
泣いてる顔怒ってる顔
たくさんの素顔を
こうして見てきたけれど
いまの笑顔そのままでいて
笑顔の似合わない人なんていない
またいつか約束は僕たちに必要ない
またどこか巡り会うに決まっている
わかっている
移り行くもの変わらないもの
戻れないくせして進めないくせに
戻れないくせして進めないくせに