踏みしめるたび毎に
明かりが灯されてゆく
見つめて登った先は
独りよがりが作った舞台だった
耳に遺ってる この瞳に焼き付いてる
それも全て幻だったと 初めから
たとえ全てが嘘だったとしても
ここには誰もいなくても
どこまでだって描き続けるから
果てしない未来へ届くような世界を
随分冷めた瞳を
いつからかするようになった
「何にでもなれる」だなんて
信じ続けていたのが懐かしいね
「大丈夫」だって いつだって強がって
でも本当のことはいつでも言えなくて
苦しみだって痛みだって全て
受け止めてきたあなただから
祈るみたいにいつも想ってるよ
まぶしい笑顔が
溢れていますように
あの空から落ちた まだ温かい一雫は
鈍く刺さっていた冷たい色の塊でさえ
優しく溶かしてた