失ったものの痛みが今更
押し寄せてくるの 金縛りみたいに
時が経てばやわらいでも
ふとした瞬間に
傷跡は開いてくる
優しかった 勇気をくれた
最期の場所を探していたのに
もう一度歩き出そうと
前を向かせてくれた
未来を照らしてくれた
あなたは遠くを きらめく瞳で
見つめていたから その手を放したの
「道の先は何もない」と
私がただ 追いつけなかっただけで
ほんの少し優しくなれた
何度も書き換えて消そうとしたけど
抱えて行ける もう怖くない
交わることのない道
あなたのいないところへ
そう誰にも開けない宝箱は
静寂の中でだけ開かれる
「ユルサナイカラ」
ほんの少し優しくなれた
何度も書き換えて消そうとしたけど
抱えて行ける もう怖くない
交わることのない道
あなたのいない未来へ