川のほとり君とふたり
春を歌って歩いてた
満開を待っては咲きほこり
思い出すのはこの記憶
時は流れて僕は一人
なんだか歩幅が広くなった
枯れてしまったのは僕ばかり
何をするにも金ばかり
きっと君は歌ってる
今日も誰かが泣いているって
きっと君は歌ってる
こんなにも美しい春を
気がつけばそこは桃源郷
春が薫って仕方ない
微かに匂う袖の匂いに
置いていかれては夏ばかり
瑠璃色の空が煌めいて
桃色の花に君を見る
麦わらの帽子を飛ばしてる
風にすら君の声がする
春日香る肌が冷える
夜を追いかけて歩いてた
満開を過ぎては花が散り
まるで桃色の道が咲く
少し歩いて僕は思う
なんだか意味もなく生きてきた
枯れてしまったのは花ばかり
未だに蕾は僕ばかり
きっと君は歌ってる
今日も誰かを愛せたらって
きっと君は歌ってる
こんなにも美しい色を
水に映るのは桃源郷
夜を纏って動き出す
風が鳴き出す花びら落ちる
置いていかれては僕ばかり
月明かりの下煌めいて
桃色の花が僕を見る
麦わらの帽子を飛ばすはず
風が君に吹かずとも
きっと君は歌ってる
今日も誰かが泣いているって
きっと君は歌ってる
こんなにも美しい春を
気がつけばそこは桃源郷
春が薫って仕方ない
微かに匂う袖の匂いに
置いていかれては夏ばかり
瑠璃色の空が煌めいて
桃色の花に君を見る
麦わらの帽子を飛ばしてる
風にすら君の声がする